英語の単語を覚えるのって、正直しんどい。
何度書いても忘れる。覚えたと思ったら翌日には消えている。そんな経験、一度はあるんじゃないかと思う。
そんな悩みを根本から解決してくれるアプリに出会った。その名も「Anki」。使い始めてから、暗記への向き合い方がガラッと変わった。今回はそのAnkiについて、初めて聞いた人でもわかるように解説していきます。
目次
Ankiって何?
Ankiは、フラッシュカード形式で暗記ができるアプリです。
フラッシュカードというのは、カードの表に問題、裏に答えを書いたあの暗記カード。昔ながらの勉強法ですが、Ankiはそれをデジタル化して、さらに「いつ復習すべきか」を自動で管理してくれます。
自分でカードを作って、毎日少しずつ復習していく。シンプルな仕組みなんですが、これが思いのほか強力で、英語学習者を中心に世界中に広まっています。医学生や語学学習者、資格の勉強をする人など、「大量に暗記が必要な人」に特に支持されています。
なぜAnkiがすごいのか?エビングハウスの忘却曲線の話
Ankiが他の暗記アプリと根本的に違うのは、「忘れるタイミング」を科学的に計算していることです。
人は忘れるようにできている
19世紀のドイツの心理学者、ヘルマン・エビングハウスが発見した「忘却曲線」という考え方があります。
人は何かを覚えても、20分後には42%を忘れ、1日後には67%、1週間後には77%を忘れてしまうと言われています。
つまり、何もしなければどんどん忘れていくのが人間の脳の仕組み。これは才能とか記憶力の問題ではなく、誰にでも起きることです。
「忘れかけたとき」に復習するのが最も効率的
ここでポイントになるのが「復習のタイミング」。
研究によると、完全に忘れる直前に復習すると、記憶が最も強化されることがわかっています。覚えたばかりのことをすぐ復習しても効果は薄い。少し時間が経って「あれ、なんだっけ?」と思い始めた頃に復習するのが、一番効率がいいんです。
AnkiはそのタイミングをAIが自動計算
Ankiはこの仕組みを「間隔反復(Spaced Repetition)」というアルゴリズムで実装しています。
カードに答えたあと、「簡単だった」「ちょっと迷った」「全然わからなかった」のようにボタンで評価します。その評価をもとに、次にそのカードを出すタイミングを自動で調整してくれます。
簡単に答えられたカードは次の復習まで長め、難しかったカードはすぐまた出てくる。これを繰り返していくことで、最小の努力で最大の記憶定着が実現できるというわけです。
料金はいくらかかる?
気になる料金ですが、こんな感じになっています。
| プラットフォーム | 料金 |
|---|---|
| Windows / Mac / Linux(PC) | 無料 |
| Android(AnkiDroid) | 無料 |
| iPhone / iPad(AnkiMobile) | 約4,000円(買い切り) |
| ウェブ版(AnkiWeb) | 無料 |
iPhoneだけ有料なのがネックに感じるかもしれませんが、これは開発者がAnki全体の開発費用をiOS版の収益でまかなっているためです。一度買えばずっと使えるので、英語学習を本気で続けたいなら十分元は取れます。
まずはPC版やAnkiWebで試してみて、気に入ったらiPhone版を購入するというのがおすすめの流れです。
こんな人におすすめ
- 英単語をとにかく効率よく覚えたい
- 何度も覚えては忘れるを繰り返している
- 毎日コツコツ続けられる仕組みが欲しい
- 医療・法律・資格など大量の専門用語を覚える必要がある
逆に、「とにかく今すぐ短期間で詰め込みたい」という場合には向いていません。Ankiは長期的な記憶定着を目的としているので、毎日少しずつ積み上げる人に最も向いています。
まとめ
Ankiは、暗記を「根性でやるもの」から「仕組みでこなすもの」に変えてくれるアプリです。
エビングハウスの忘却曲線に基づいた間隔反復で、脳が忘れかけたタイミングに自動でカードを出してくれる。料金もPC・Androidは無料で、iPhoneも買い切りで使い続けられる。
最初は少し設定や操作に戸惑うかもしれませんが、慣れてしまえば毎日の習慣に自然と組み込めるアプリです。
次の記事では、実際のダウンロード方法と初期設定について解説していきます。











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