イギリスに行きたい、とずっと思っている。英語で話している友人に実際に会いに行くのが第一の目的だけど、それだけじゃない。英語が当たり前のように飛び交う「本場の空気」の中に飛び込んでみたいという気持ちが、正直一番大きいかもしれない。
そんな気持ちでぼんやりとイギリス旅行の情報を集めていたら、Guardian の記事でこんなものを見つけた。
「南イングランドの丘を歩けば、巨人に会える」
……え、なにそれ。
チョーク像(Chalk Figure)とは:丘の斜面の芝を削り取り、白い石灰岩(チョーク)の地肌を露出させて描いた巨大な絵のこと。南イングランドに数多く現存しており、中には1000年以上前に作られたものもある。
目次
知らなかった──南イングランドに巨人がいる
正直、「チョーク像」という言葉を聞いたことがなかった。ストーンヘンジはかろうじてわかる、歴史の説明はできないけど笑。ロンドンのビッグベンは有名だよね。うちはコナンファンが多くて、いつか新一が告った場所へいってみたい。でもまさか、丘の斜面に高さ60mを超える巨人の姿が描かれていて、しかもそれが1000年以上前から存在しているなんて、想像すれば行きたいと思えるのは自然だね。歴史が深い場所は日本でもたくさんあるけど、他国となると急に興味が湧いてくるのが不思議。
大きな地上絵といえば、昔テレビで見たことがあるナスカの地上絵を思い浮かべるけれど、イギリスにも深い歴史がある地上絵、ただネットで調べてもそこまで膨大な量がなくそれがまた「知る人ぞ知る」感があって、余計に興味をそそられた。
サーン・アバスの巨人(Cerne Abbas Giant)
まず有名だそうなのが、ドーセット州の「サーン・アバスの巨人」だ。高さはなんと55m、幅も51mもある。丘の斜面を見上げると、白く輝く巨人の全身像が目に入る。
作られた時期については諸説あるみたいだが、考古学的な調査では西暦700年以降とされていて、それでも1000年以上前の話なんだってね。誰が、何のために作ったのか、今もはっきりとはわかっていない。国立トラストが管理していて、現地には専用の展望台も整備されているらしい。
ロンドンからドーセット州まではだいたい2〜2.5時間。日帰りは少し遠いので、近くに宿をとって翌朝ゆっくり見るのが良さそう。
ウィルミントンの長人(Long Man of Wilmington)
もう一つが、イースト・サセックス州にある「ウィルミントンの長人」。高さ69mとサーン・アバスよりもさらに大きく、両手に長い杖を持って立っている姿が描かれている。16〜17世紀に作られたとされるが、こちらも謎に包まれた存在だ。エジプトの歴史も相当深くてしかもまだまだ謎めいていることが多すぎて、正解の歴史を紐解くのって複雑だけどおもしろい。
下から見上げると絵が正しいプロポーションに見えるよう設計されているらしく、丘の傾斜を計算して作られているあたりに当時の人々の知恵を感じる。
イーストボーンの北西6マイル(約10km)。ロンドンからは1.5時間ほど。こちらは日帰りでも十分行けそう。
ロンドン観光とは「別の」イギリスを見てみたい
イギリスへ行くならやっぱりロンドンへ行ってみたい。ビッグベンも見たいし、パブでビール飲みながらここに住んでるんだぜ感だしたい。でもせっかく遠くまで行くなら、ガイドブックに載っているような観光地だけじゃなくて、「こんな場所があるんだ」という発見もほしい。
チョーク像はまさにそういう場所だと思う。観光バスが連なるようなメジャースポットじゃないけど、1000年以上前から丘の上に立ち続けている巨人たちには、なんとも言えないロマンがある。
旅行の日程はまだ全然決まっていないけれど、とりあえずリストに入れた。子どもの学費が落ち着いたらすぐ動けるよう、ちゃんと調べていきたいリストを貯めていこう。同じく英語学習者の同士のためにも私のリストを活用ください。
サーン・アバスの巨人(ドーセット州)と
ウィルミントンの長人(イースト・サセックス州)
──どちらもロンドンから日帰り〜1泊で行ける距離。
まとめ:日本ではほぼ知られていない、南イングランドの秘境スポット
- チョーク像は丘の斜面に描かれた巨大な石灰岩アート
- サーン・アバスの巨人(ドーセット):高さ55m・700年以降に作成
- ウィルミントンの長人(イースト・サセックス):高さ69m・16〜17世紀
- ロンドンから日帰り〜1泊で行ける距離
- 日本語の情報がほぼない=知る人ぞ知るスポット
英語圏の「本場の空気」を吸いに行くついでに、こういう誰も知らない場所を一つ混ぜると、旅がグッと面白くなりそうだ。












コメントを残す