準1級のあと、重い腰を上げて英検1級の勉強を始めた話

石造りの扉から出て険しい道を進み、いくつもの山を越えた先にある一番大きな山の頂にかろうじて見える扉のイラスト

英検準1級に受かったとき、ものすごい達成感があってすぐに正直「よし、次は絶対1級だ!」という強い気持ちはなかったんですよ。

準1級を持っていれば「それなりに真剣に英語を勉強してきた人なんだな」と学習したことある人には思ってもらえる気がしたし、1級は英語学習に必須の資格というわけでもないしって自分に言い聞かせて・・・・

しかも、1級の単語は相当難しくて日常会話では使わないような単語や、YouTubeで「ネイティブでも人生で1〜2回しか見たことがない」と言われていた単語まで出てくるとか。((((;゚Д゚)))))))

……はたして1級って、自分に必要なのかなあ。もちろんとる挑戦もしたいし、もっと自信もつけたい。でも英検1級だけガツガツ頑張るより会話にもっと重きをおきたいなぁ。

なんて、そんなふうに思っていた時期もありました。

でも、自分の性格上、ここまで来たら、ですよ。あと1つ。どうせならとっちゃおうよ!

というわけで、この記事では、準1級のあとに重い腰を上げて英検1級の勉強を始めたときに、実際に動き出した事をまとめます。単語帳選び、Ankiへの入れ方、そして過去問の話です。

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準1級のあと、「1級って必要?」と迷った

まずは1級について、いろいろ調べてみました。(1級の試験の中身については、別の記事でまとめる予定です)

調べていて面白かったのが、1級を持っている人は「英語マニア」「英語の変態」「英語ギーク」なんて呼ばれるくらいらしい、ということ(笑)

……褒め言葉、なんですよね? これは大変興味深い。

自分は、今の仕事でも生活でも、英語をまったく使っていません。だからこそ、英語を続けるには、ちゃんとした理由が必要なんです。それによく聞かれます。なにがそんなにあなたをうごかすの? なんでそんなに勉強しているの?

ここまで8年がんばってきた自分の努力を、無駄にしたくない。この先もずっと勉強を続けて、大好きな英語にどっぷりつかっていたい。っていう大まかな枠組みの理由はあります。でもやっぱ一番は海外の人とコミュニケーションが取れることの楽しさに気づいたからってのがいまは大きい原動力ですかね。 

その思いから、いつかは英検山岳の頂である、1級山に向けて本格的に勉強してみようと決めたのが、準1級を取ってからだいたい1年後くらいでした。

よく英検学習者とか、Youtubeでもこんな話を耳にします。2級から準1級の間って、ものすごい広くて、かなり差が大きい。 でも準1級と1級の間はそれ以上と。いや、二倍はあると。

っふ( ´ ▽ ` )  ははっ(о´∀`о) 笑えますよね

だって私・・・準1級5回おちてますからーーーーーー!!!爆

計算では1級だと、10回おちるんか泣( ̄^ ̄)ゞ

一応、35歳から英語勉強初めて、英検3級から順番にとってきたスーツマンの、2級が終わった後の準1級のイメージはこんな感じ。2級の扉を開くと聳え立つ大きな準1級山が目の前にあって。場面場面で出てくるリスニングの扉とかライティングの扉とか。それぞれ難所をくぐりぬけて。

英検準1級山のふもとで、リスニングやライティングなど途中にいくつもの扉がある大きな山を見上げる人のイラスト

ようやく何年もかかったけど準1級のおもい扉があけれたよ!!と思ったら1級の世界が広がりました。  

石造りの扉から出て険しい道を進み、いくつもの山を越えた先にある一番大きな山の頂にかろうじて見える扉のイラスト

え・・・なにあの山( ゚д゚)

あれが噂の英検1級。 あそこの扉までかなりの道のり、でも思ったよりリスニングも、読解問題も超絶むずかしすぎてなんにも正解できないってことはない。もちろん難しいんですけど、準1級必死に頑張ってきた人が1級の問題みると、自分感覚ですが3割−4割はなんかわかるかもしれないって感じなんですよ。だから最初に見える扉はそう遠くない。うん。最初の扉はね。笑

で、語彙問題だったりライティングだったり、もちろん面接だったり。準1級とやることの多さ、対策がまったく違うことに気がついていきます。必死こいて、最初の扉に辿り着いて、ギィ〜〜〜っと扉を開けると・・・・

重い扉を開けた先に、崖のような岩山の頂上にぽつんと立つ扉が見えるイラスト

・・・・・。

なにあれ? しかももう山じゃなくて崖やんっ、クライミングやんっ!辿り着いたところでドアノブが高すぎて届かなさそうだし何より重そうであけれなさそう。

そう、わたしが思う1級山の景色はこんな感じ。

並大抵ではかなわないなとおもってます。

準1級のあとも、毎日続けていたこと

とはいえ、準1級に受かってからも、勉強自体は毎日続けていました。

  • Ankiは、1日平均300枚前後毎日継続
  • 英字新聞のThe Japan Times Alphaをちょくちょく読んで、知らない単語があったらAnkiに追加 電子版だからどこでも好きなとこに音声と一緒にきいてます
  • 友達やCamblyとの会話で出てきた言葉も、Ankiに追加

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📰 知らない単語は、英字新聞からAnkiへ

The Japan Times Alpha

週刊の英字新聞The Japan Times Alphaを読んで、知らない単語が出てきたらAnkiに入れています。時事ニュースで出会う単語は、英検の長文でも出てきやすい気がします。Fujisanで定期購読すると毎週自動で届くので、読む習慣が続けやすいです。

The Japan Times Alpha をFujisanで見る

なので、1級に向けてやることは、まず過去問と語彙の強化。ということで、単語帳を選ぶことにしました。

まずは単語帳選び:パス単とEXで迷った

なんでもそうですけど、選ぶときってメニューがいっぱいあった方が「どれにしようかな」ってワクワクしますよね。

でも英語に限っては、自分は違うんです。

口コミ、レビュー、ネットの情報、X……とにかく読みあさって、まず2つに絞ってから選ぶ派です。

準1級までは、ずっと旺文社の「パス単」にお世話になってきました。自分が使ったのは5訂版です(4訂版の方がむずかしいと言われていました)。

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📘 英検準1級 でる順パス単 5訂版(旺文社)

準1級に受かるまで、ずっとお世話になった単語帳です。音声アプリにも対応しています。

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だから1級もパス単でいこうかな、と思って調べてみたら……

どうやら「EX」という単語帳の評判がいいぞ? ということに。

英検1級単熟語EX 第2版英検1級 でる順パス単 5訂版
出版社ジャパンタイムズ出版旺文社
収録数約2,950語2,400語(単語2,100+熟語300)
分析した過去問過去15年分(約35万語)過去10年分

収録数も多いし、過去15年分の過去問を分析したデータ量がはんぱない。ネット界隈でも「かなりいい単語帳」と盛り上がっていました。

パス単の2,400語よりも多いし、よし、こっちで勉強してみよう!

……と、思い切ってポチッとしました。

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📕 出る順で最短合格!英検1級単熟語EX 第2版(ジャパンタイムズ出版)

今回ポチった、1級の単語帳です。約2,950語・過去15年分の過去問を分析した収録数の多さが決め手でした。スーツマンはこれを全部Ankiに入れて使っています。

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📗 英検1級 でる順パス単 5訂版(旺文社)

最後まで迷ったもう1冊です。2,400語で、準1級からパス単を使ってきた人には、なじみやすい作りです。

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届いたEXを、全部Ankiに入れることにした

届いたEXを開いてみたら、すごい量の単語。

ただ、準1級の勉強や、毎日わからない単語をためてきたおかげか、知っている単語もけっこう多かったんです。

本で勉強していると、知っている単語にちょくちょく出会います。1秒でも時間を効率化したい自分としては、これがもったいない。それに、そもそも本で勉強するのに慣れていない。

これはAnkiの出番だ、と。

Ankiなら単語ごとにデータが残るので、どれが弱くてどれを覚えたかは、アルゴリズムにおまかせでいけます。

ネックは「入力」だった

ただ、ここに大きな壁がありました。

準1級のときは、単語帳の単語をAnkiに入れる作業に、とんでもない時間をかけたんです。たぶん1〜2年はかかりました。(ノД`)

同じ道をもう一度歩くのは、もうむりだなあ〜と。

そこで今回は、AIを使うことにしました。

単語帳のページをスマホでパシャっと撮って、AI(Gemini)に渡して、Ankiに取り込めるCSVファイルを作ってもらう。

出力が安定するまでにはだいぶ苦労しましたが、そこからは順調で、1か月半ほどで全部の単語がAnkiに入りました。しかも、発音記号・単語の音声・例文といった便利な情報までAIに自動でつけてもらっていいAnkiデッキができました♪( ´▽`)

(このやり方は、詳しく別の記事にまとめる予定です)

あ、ちなみに、最初はすでにもう知っていたり、Ankiに入っている単語をあえて除いてEXの単語帳から選んでAnkiに入れていたんですが、これがけっこう手間で。途中から「全部入れて、あとでまとめて重複を探せばいいか」という方式に変えました。そのため、本は約2,950語ですが、Ankiに入ったのは2,834枚です。

重複は、Ankiの機能で一瞬で探せた

すでにAnkiに入っている単語、つまりもう覚えている単語や、これから覚える予定の単語は、外しておきたい。

これが、Ankiの機能を使うと一瞬でできました。

  1. パソコンのAnkiで「Browse(ブラウザ)」を開く
  2. メニューの「Notes(ノート)」→「Find Duplicates(重複を検索)」
  3. 調べる項目(単語の欄)を選んで「Search」
  4. 「Tag Duplicates」を押すと、重複している単語に「duplicate」というタグが自動でつく
  5. 上の検索欄に tag:duplicate と入れて検索
  6. 全部選んで「一時停止(Suspend)」にすると、行が黄色くなって学習から外れる

……実は、上の検索欄に何か入れた記憶が、うっすらとしかなかったんですが(笑)、たぶんこれです。

AnkiのブラウザでEX1級デッキを表示し、重複した単語を一時停止して黄色く表示した画面

黄色い行が、一時停止した重複の単語です。結果、約900語がすでにAnkiに入っていたことが分かりました。

2,834枚から約900枚を引くと、実質覚えないといけないのは約1,900語ちょっと。二千個ないくらいです。

ちなみに、デッキ全体の重複を整理したときの話は、こちらに書いています。→ Ankiで重複するカード、Claude Codeに任せてみた話

1日2枚。すくなっ!でも、これがちょうどいい

毎日コツコツいくために、EXのデッキから出す新しい単語は、1日2枚に設定しました。

……すくなっ!

でも、自分にはこれくらいがちょうどいいんです。

1日2枚だと、1年で約730語。ぜんぶ終わるまで、ざっくり2ー3年計画です・・・・

もちろん、あとに回すほど、先にやった単語の記憶は薄くなっていきます。なので、時間がとれる日は「カスタム学習」でガッツリ新しい単語をやって、前倒しで進めて、なんとか早めに覚えていきたいと思っています。

習慣って、ほんと強い

1級の単語は、本当に聞いたことも見たこともないものが多いです。

でも、それって今までもずっとそうだったんですよね。だから、あまり苦じゃない。1日2枚だけならね^^ 1週間で14枚です。

まったく見たことのない単語でも、やることは今までと同じ。この習慣って、ほんと強いなと思いました。

たとえば、毎日2km走っている人が、ある日3km走ることになっても、なんの苦でもないですよね。でも、走る習慣がない人がいきなり走ったら、めちゃくちゃ苦しい。それと同じ感じです。

Ankiは「単語」と割り切っている

Ankiには便利な機能が盛りだくさんで、作ろうと思えば、リーディングやリスニングの練習用カードも作れます。ほんとに多機能すぎて最近ではAIから操作もできるから、もうめちゃめちゃ楽になってますよ管理が。覚えることが多すぎて。

でも自分は、Ankiは単語と割り切っているところがあります。多機能でいろいろ盛りだくさんにするとその分毎日Ankiの復習をこなす時間もそれなりに増えていきますからね。

自分専用の単語アプリとして、Ankiは最強だと思っています。英語を勉強しているみなさんも、ぜひ使ってみてください。

過去問はabceedで解くことにした

単語はAnkiで進めつつ、並行して過去問もやろうと思い、問題集を探しました。

本屋でパラパラめくってみたんですが、1級ともなると、参考書がものすごく豊富にあるわけでもないんですよね。そこにある本から選ぼうかとも思ったんですが、そもそも本で勉強するのが得意じゃないし、重い。

そこで思い出したのが、もともと昔有料会員で使っていた英語学習アプリのabceedです。

abceedは、有料会員にならなくても、問題集だけを買うことができます。

  • 買ったあとは、期限なしで取り組める
  • リスニングの音声も入っている
  • スマホからでもパソコンからでも解ける

ということで、abceedの中にあった旺文社の英検1級の2025年度版の過去問を買って、取り組みました。

問題集だけを買えるページは、ちょっと分かりにくいので載せておきます。

⚠️ 購入するときの注意:自分が買ったときは、「購入」ボタンを押したらそのまま購入になって、「購入しますか?」という確認画面が出なかった気がします。当時の話なので今は直っているかもしれませんが、買う人は慎重に押してみてください。

もちろんabceedは有料会員になればもっと多機能になって勉学にはげむことができます。参考書も豊富で、英検、TOEICとスコアアップに向けた取り組みができます。

これから

個人的には、2〜3年以内に一度、1級を受けてみたいと思っています。

ただ、ライティングが苦手なので、そのあたりはもっと強化しないとなあ、と。o(`ω´ )o

1日2枚の単語と、過去問。まずはここから、コツコツ進めていきます。

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🎓 会話で出てきた言葉も、Ankiに入れています

Camblyでネイティブ講師と話していると、言いたいのに出てこない言葉や、初めて聞く言い回しに出会います。そういう言葉もAnkiに入れて、単語帳の単語と一緒に覚えています。英検のスピーキング対策にもなります。プロモコード「startnowa」で最大38%オフ。アプリではなくウェブサイトから申し込めます。

今日学んだの英語表現(B2〜C1)

一応英検1級目指してるスーツマンのこの記事のトピックから使えるフレーズをAIがピックアップ。

① force of habit(= 習慣の力・いつものくせ)

I review my Anki cards every morning out of force of habit.

習慣になっていて、考えなくても自然とやってしまうこと。「1日2枚でも苦じゃない」の正体はこれです。

② be in it for the long haul(= 長期戦の覚悟で取り組む)

Preparing for Eiken Grade 1 is a marathon, so I’m in it for the long haul.

すぐに結果が出なくても、長い目で続けるつもりだ、という気持ち。2ー3年計画にぴったりです。

③ pace yourself(= 無理しないペースでやる・ペース配分する)

Pace yourself and learn just a few new words a day.

最初から飛ばしすぎず、続けられるペースを守ること。1日2枚の考え方そのものです。

意味の確認に使った辞書:

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