尾張瀬戸のカフェで英語の勉強|焼き物の街を歩いて隠れ家カフェへ【英語カフェ巡り②】

本と趣味のグッズに囲まれた、2階建てのVOUSHO Coffee Factoryの店内

【この日の勉強カフェ評価】VOUSHO Coffee Factory(尾張瀬戸)

  • 雰囲気・居心地:5/5(席ごとに世界観があって、どこに座っても落ち着ける)
  • 電源(コンセント):見たところなし
  • Wi-Fi:なし
  • 滞在時間の制限:「長時間のご利用お断り」の張り紙は見当たらず(17時すぎまでいさせてもらいました)
  • 静けさ:5/5

英語カフェ巡りシリーズ、2回目です。

前回は三重県の阿下喜(あげき)まで、廃校の筆談カフェに英語の勉強をしに行きました。電車の旅をしながら、勉強にちょうどいいカフェを探す。これが新しい趣味になりました。笑

声を出しちゃいけないカフェで、2時間英語の勉強をしてきた話——三重・阿下喜の廃校カフェ巡り

今回の行き先は、愛知県瀬戸市の尾張瀬戸(おわりせと)。名古屋の栄から名鉄瀬戸線に乗って、終点まで行くだけです。

焼き物の街をぶらぶら歩いて、最後は尾張瀬戸の隠れ家みたいなカフェで英語の勉強をしてきた一日の記録です。

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8:45 オアシス21のスタバで朝勉強してから出発

朝8時45分くらいに、栄のオアシス21にあるスタバに到着。

ここで1時間くらい、ゆったり勉強してから出発しました。で、10時くらいの電車で、栄町駅から名鉄瀬戸線に乗りました。

10:47 名鉄瀬戸線の終点、尾張瀬戸駅に到着

名鉄瀬戸線の終点、尾張瀬戸駅の駅舎

終点の尾張瀬戸駅に到着。栄町からだいたい30分くらいです。

この名鉄瀬戸線、地元では「瀬戸電(せとでん)」と呼ばれていて、1905年に「瀬戸自動鉄道」として開業した、かなり歴史のある路線でした。

もともとは、瀬戸でつくった焼き物(瀬戸物)を名古屋へ運ぶために、国の鉄道を呼ぼうとしたけどかなわなくて、民間の力で敷いた鉄道なんだそうです。

しかも昔は栄町ではなく堀川という駅が起点で、名古屋城の外堀の中を電車が走っていたらしい。お堀の中を電車って、今だと想像もつかないですよね(;´Д`A

10:52 瀬戸蔵ミュージアムは入り口だけのぞいて

尾張瀬戸駅のそばにある瀬戸蔵の看板

駅から歩いてすぐのところに「瀬戸蔵(せとぐら)」という大きな建物があって、その中に瀬戸蔵ミュージアムがあります。

今回は勉強カフェ探しが目的だったので、入り口をのぞいて通り過ぎました。

帰ってから調べてみたら、2階には2001年に取り壊された旧尾張瀬戸駅の駅舎が再現されていて、昔走っていた瀬戸電の本物の車両まで置いてあるそう。3階は、瀬戸焼の1000年の移り変わりを、長さ30m以上のパノラマで見られる展示とのことでした。

ついさっき乗ってきた瀬戸電の、昔の姿が見られる場所だったんですね。瀬戸電で来た日に寄るには、ぴったりの施設だと思います。

🏛️ 瀬戸蔵ミュージアム

場所愛知県瀬戸市蔵所町1-1(瀬戸蔵の2階・3階)
アクセス名鉄瀬戸線「尾張瀬戸」駅から歩いて約5分
開館時間9:00〜17:00(入館は16:30まで)
休館日12月28日〜1月4日(ほかに月1回ほど臨時休館あり)
入館料一般520円/高校生・大学生・65歳以上310円/中学生以下は無料
詳しく名古屋コンシェルジュ(名古屋市の公式観光サイト)
📍 Googleマップで開く

※2026年10月に名古屋市の観光サイトで確認した情報です。開館時間・入館料は変わることがあるので、行く前に確認してください

10:58 昭和が残る末広町商店街を歩く

アーケードのある末広町商店街の入り口

瀬戸蔵の先にあるのが、末広町商店街。駅から歩いて5分くらいの、アーケードのある商店街です。

末広町商店街の昭和の雰囲気が残る、パチンコアサヒセンターの外観

なかにはもう昔の営業スタイルのまま廃業されてる店ものこっているレトロな商店街です。

でも、昭和の感じを残しつつリビルド(改装)してあるカフェや、コワーキングスペースを併設しているところなど、おしゃれなお店もあって。そうかと思えば、昔ながらの飲食店もちゃんとあって、古いものと新しいものがまざった雰囲気がよかったです。

喫茶・定食・ギャラリー・ショップが入った、商店街のリノベーションされた建物
商店街の喫茶店サウサリート
商店街のレトロなコーヒーの看板のお店
昔ながらの精肉店

あ、ちなみに調べてみたら、この商店街は一番にぎわっていたころには組合のお店が70店くらいあったそうです。空き店舗を使った「せと末広亭」という寄席もあるみたいです。

11:17 陶磁器の人形のお店「ピアフ」に入ってみた

NOVELTY GALLERYと書かれた、陶磁器の人形のお店ピアフの外観

商店街を抜けて住宅街を歩いていると、「ピアフ」という陶磁器の人形のお店がありました。

雰囲気がよくて、思い切って入ってみると、店主さんがすぐに話しかけてくれて。置いてある商品を、ひとつひとつ愛情たっぷりに説明してくれました。

店主さんの話だと、昔の瀬戸では置物(人形)の焼き物をつくって、それを海外に輸出していたそうです。でも今は作り手が少なくなって、輸出もほとんどしなくなった。お店にあるのはもう作られていない絶版のものばかりで、ここにしかないものが多いんだそうです。

「なんでも鑑定団」に出したこともあるそうで、奥には高価な陶磁器の人形がずらりと並んでいました。

店内は撮影NGだったので写真はないんですが、ディズニーのキャラクターまで陶磁器でつくられていて、コアなファンにはたまらないと思います。

瀬戸の「ノベルティ」ってなに?

お店の看板にも「NOVELTY GALLERY」と書いてあったので、帰ってから調べてみました。

瀬戸でつくられた陶磁器の置物や人形は「瀬戸ノベルティ」と呼ばれていて、大正から昭和にかけてが黄金期。全国の生産額の半分以上を占めて、瀬戸で一番大きな産業だったそうです。

ほとんどが海外向けで、1960年代にはメーカーが300社を超えていたとか。1980年代の終わりごろから、円高や市場の変化で一気に減ってしまったそうです。店主さんの「今はほとんど作っていない」という話と、ちゃんとつながりました。

海外向けだったので、日本国内ではその存在があまり知られていなかった、という話もありました。

奥にはノーマン・ロックウェルのコーナーも

お店の奥には、画家の卵なら誰でも知っているというノーマン・ロックウェルの特集コーナーがありました。実際の絵が陶器の置物になっていて、店主さんが熱く、ひとつひとつ話をしてくれました。

店主さんいわく、ロックウェルは光と影の演出がとてもうまくて、多くの画家が参考にした人なんだそうです。

どんな画家なのか、調べてみました。

  • 1894〜1978年のアメリカのイラストレーター・画家。昔のアメリカのふつうの人の暮らしを、ユーモアと温かさで描いた人
  • アメリカの雑誌『サタデー・イブニング・ポスト』の表紙を、47年間で323枚も描いた
  • 1935年ごろからは、家族や友人、近所の人をモデルにして、映画監督みたいにポーズや表情をつけて写真を撮り、その写真をプロジェクターで紙に映して下絵にしていた

店主さんは「切り貼りした技法」の話もしてくれたんですが、ここは調べてもはっきりしたことが分かりませんでした。写真を何枚も組み合わせて構図をつくっていた、ということなのかな?

そして調べていたら、こんな話も出てきました。1970年代以降、瀬戸のメーカーがロックウェルの絵をもとにした置物をつくって、アメリカへ輸出していたそうなんです。

平面の絵を立体にするので、絵に描かれていない部分は想像して補いながら形にしていたんだとか。ピアフの置物がそうなのかは分かりませんが、瀬戸とロックウェル、こんなところでつながっていたんですね。

11:39 江戸時代から続く窯元「瀬戸本業窯」

江戸時代から続く窯元、瀬戸本業窯の建物

ピアフを出て歩いていくと、今日の最初の目的地に到着。駅から歩いて、だいたい30分くらいでした。

ここは「瀬戸本業窯(せとほんぎょうがま)」という窯元で、江戸時代からある場所だそうです。今はミュージアムにもなっていて、中にある大きな窯(登り窯)は、今は使われていないけど保存されていて、有料で見学できるそう。

一眼レフでの撮影はNGだったので、中の写真は撮れませんでした。

瀬戸本業窯の屋根の上にのった焼き物の飾り

調べてみたら、江戸時代の後期から続く窯元で、瀬戸の山でとれる土と釉薬(ゆうやく:焼き物の表面にかけるガラス質のもの)を使って、昔ながらのやり方で焼き物をつくり続けているそうです。

保存されている登り窯は、長さ14m・部屋が4つある大きなもので、今あるのは1949年に建て直されたもの。瀬戸市内に残っている本業窯は、ここを入れて2か所だけなんだそうです。2022年には「瀬戸民藝館」というミュージアムも開いています。

11:40 本業窯の横の「薬膳茶 Soybean Flour」でランチ

トタン張りの建物の、薬膳茶SoybeanFlourの外観
天井が高くて木の床の、薬膳茶SoybeanFlourの店内

目的のランチは、本業窯の横(裏手)にある「薬膳茶 Soybean Flour(ソイビーンフラワー)」。

見た目からは想像できない、おしゃれな店内です。

店名は「きなこ」という意味なんだそうです。きなこって英語でsoybean flourなんですね。

今回はとても空いていて、ほかにお客さんがいなかったので、店主さんが気さくに料理のことや窯のこと、瀬戸市のことまでいろいろ教えてくれました。

薬膳カフェだけあって、野菜は顔を知っている農家さんからしか仕入れないそうです。野菜ひとつひとつの知識もすごくて、いろいろ教えてくれました。

本日の野菜が書かれたホワイトボード
薬膳茶SoybeanFlourの本日のランチの黒板。ポークカレー、ゴボウのドライカレー、五目と季節の野菜プレート
ランチのメニュー表

この日のランチから、ごぼうのドライカレーと野菜の盛り合わせがついてくるランチを頼みました。

ごぼうのドライカレーと季節の野菜の盛り合わせのランチ

体にいいものを食べて、とても素敵な時間でした♪( ´▽`)

このカフェを利用するときは、1人200円の「施設管理維持費」が必要です(または瀬戸民藝館の入館料600円)。スーツマンが行った日は、カフェで200円を払ったあと、下のミュージアムショップで伝えると、窯の見学が600円のところ400円になると教えてもらいました(2026年10月に行ったときの話です)

🍛 薬膳茶 Soybean Flour

場所瀬戸本業窯の横(愛知県瀬戸市東町1-6)
アクセス名鉄瀬戸線「尾張瀬戸」駅から歩いて20〜30分
営業時間11:00〜16:00(お店の看板より)
ランチ1,700円(季節の野菜プレートつき)
利用料施設管理維持費 1人200円(または瀬戸民藝館の入館料600円)
窯元の公式瀬戸本業窯
📍 Googleマップで開く

※2026年10月に行ったときの情報です。営業日・営業時間・値段は変わることがあるので、行く前にGoogleマップなどで確認してください

13:14 店主さんおすすめの「窯垣の小径」と資料館

窯垣の小径と窯垣の小径資料館の案内板
使い終わった窯道具を積み上げてつくった窯垣の壁

ランチのあと、薬膳カフェの店主さんが「帰り道にある歴史ある場所だから、行ってみて」とすすめてくれたのが、窯垣の小径(かまがきのこみち)と、その途中にある窯垣の小径資料館です。

この丸い板を積み上げた壁、「窯垣(かまがき)」というそうです。焼き物を焼くときに使って、使い終わった窯の道具(棚板など)を積み上げて、壁や石垣にしたもの。小径沿いに残っていて、独特の模様になっていました。

窯垣の小径資料館の中。昔の窯元の家の土間と道具

資料館は、明治時代の窯元の家を直して公開しているところで、焼き物の歴史を学べました。とても古い家がそのまま保存されていて、ここ、いい写真がたくさん撮れました。

窯垣の小径沿いに残る古い木造の家

あと、瀬戸ならではの柄が入った焼き物が、壁にずらっと並んでいるところも見られました。この写真は撮れていなくて。。。(ノД`)

調べてみたら、明治から昭和にかけてこのあたりでたくさんつくられた「本業タイル」という、お風呂やトイレの壁・床に張る焼き物があるそうです。資料館ではこの本業タイルを張ったお風呂やトイレも見られるみたいなので、柄の入った焼き物が気になる人は、ぜひ探してみてください。

陶器が好きな人なら、行く価値ありです。

窯垣の小径の場所や見どころは、愛知県の観光サイトでも紹介されています → 窯垣の小径(Aichi Now)

13:52 尾張瀬戸の隠れ家カフェ「VOUSHO Coffee Factory」で勉強

OPENの看板と、VOUSHO Coffee Factoryと書かれた青いポスト

そしてここが、今日2つ目の目的地。英語の勉強をしに来たカフェ、「VOUSHO Coffee Factory(ボウショウ コーヒーファクトリー)」です。

本と趣味のグッズに囲まれた、2階建てのVOUSHO Coffee Factoryの店内

お店に入ると、まず店主さんの愛あふれる趣味のグッズに圧倒されます。並んでいるのは全部、店主さんの趣味のもの。それに囲まれて仕事をしているそうです。

VOUSHOの壁に並ぶ古いカメラのコレクション
窓辺の棚に並ぶ古いカメラとポスター
古いカメラが並ぶ窓辺

席はひとつひとつに世界観があって、どこに座っても落ち着いて、読書も勉強も、おしゃべりもできる環境でした。

壁ぞいのカウンター席
本棚にかこまれた机の席
VOUSHOのドリンクセットのメニュー
VOUSHOのアイスドリンク

頼んだのはアイスのドリンクと、VOUSHOオリジナルのベイクドレモンチーズケーキ。ドリンク代にプラス500円のセットです(単品は不可)。レモンたっぷりで、ブラックペッパーでピリリと大人の味、というケーキです。

VOUSHOのベイクドレモンチーズケーキ

ゆっくりカフェとチーズケーキを堪能して、そのまま17時すぎまでがっつり勉強しました。

この日は、英字新聞のThe Japan Times Alphaの記事を3〜4本読んで、新しい単語やイディオムを覚えて、最後にAnki(暗記カードのアプリ)をやって終了、という感じです。

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📰 英語学習にThe Japan Times Alphaを使っています

The Japan Times Alpha

週刊の英字新聞で、時事ニュースを英語で読む習慣をつけるのに使っています。語彙解説や文法コーナーもあり、英検・TOEIC対策にも使えます。Fujisanで定期購読すると毎週自動で届くので管理が楽です。

The Japan Times Alpha をFujisanで見る

常連さんが多い感じのお店で、「今日はあの人遅いね」と、常連さん同士で、いつも来る人がまだ来ていないことが分かるくらい。

店主さんも気さくで、小学校からの友達がお店に来ていて、いろいろ近況を聞いてあげていました。地元の人に愛されているお店なんだな、と感じました。

駐車場は少なめです(見た感じ、4台くらいしか止められないと思った方がよさそう)。尾張瀬戸駅から歩いて5分くらいなので、電車で行くのがおすすめです

☕ VOUSHO Coffee Factory

住所愛知県瀬戸市銀杏木町1
アクセス名鉄瀬戸線「尾張瀬戸」駅から歩いて約5分
電源・Wi-Fiどちらもなし(見たところ)
駐車場少なめ(見た感じ4台くらい)
📍 Googleマップで開く

※2026年10月に行ったときの情報です。営業日・営業時間・値段は変わることがあるので、行く前にGoogleマップなどで確認してください

この日の写真のこと

この日の写真は、FUJIFILMのX-H2と、買ったばかりのスマホ「Xiaomi 17T Pro」で撮りました。写真の下に「Xiaomi 17T Pro」と赤いマークの帯がついているのがXiaomiです(ライカのウォーターマーク)。

Xiaomi 17T Proで撮ったVOUSHOの店内(17時すぎ)
X-H2で撮ったVOUSHOの席(17時すぎ)

ライカの画質、さすがっすね。この帯が、写真をより引き立ててくれる気がします。しかも、X-H2と並べても、暗いところだとXiaomiの方が明るく撮れているような。。。VOUSHOの店内の写真で見比べてみてください。

まとめ

名鉄瀬戸線に乗って終点まで行くだけで、瀬戸電の歴史、昭和が残る商店街、絶版の陶磁器の人形、江戸時代から続く窯元の薬膳ランチ、窯垣の小径、そして隠れ家カフェまで。見どころがたくさんの一日でした。

勉強カフェとしては、VOUSHO Coffee Factoryの居心地と静けさは5/5。電源とWi-Fiはないので、長くパソコンを使う作業より、新聞や本を読んだり、Ankiをしたりする勉強に向いています。

ぜひいってみてください。

瀬戸は、瀬戸物をつくる体験やイベントもたくさんあると聞いたので、次はぜひ自分でつくってみたいです。

瀬戸焼の体験ができる場所は、愛知県の観光サイトのモデルコースでも紹介されています → 楽しい!はじめての瀬戸焼体験(Aichi Now)

同士の皆さん、勉強場所に行き詰まったら、電車でふらっと終点まで行ってみるのもいいかもしれません。

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