※この記事には広告(PR)が含まれています。
前回の記事で英検準1級の試験内容を整理したんですが、今回はもう少し個人的な話を書こうと思います。実は自分、英検準1級に5回落ちていて、6回目でようやく合格したんです。
社会人で仕事をしながらの、英検の勉強って結構難しい場面もありますよね。同じ同志の皆さんに役に立てればと思い。
各回のあいだに何をしたか、英検準1級の勉強法を全部書いていきます。
合格できたのは、2024年11月10日のS-CBT。自分にとっては、要約問題が入ったリニューアル後の初めての受験でした。
前回の記事を書きながら「そういえば自分はどうやって受かったんだっけ」と振り返る機会になったので、これから受ける同士のためにも、対策の中身まで書いておきます。
かなり長い記事になりますが、各回の成績も全部のせています。

3級から2級までは、DUO3.0とAnkiだけだった
準1級の話の前に、少しだけさかのぼります。
3級・準2級・2級は、3回続けて受けて、どれも1回で受かりました。

3級を初めて受けたのは、DUO3.0をやり始めてだいたい1年半くらいのころだったと思います。
このころの教材は、ほぼDUO3.0だけ。
DUOの例文と単語は、Ankiのおかげでほぼ全部覚えて、文章ごと暗記していました。
いまではもう、とても言えませんが。
DUO3.0とAnkiに出会った話は、こちらに書いています。
英検の過去問は少し解いたくらいで、ライティングは無視。
リスニングも、DUOのCD(基礎用と復習用の両方)を買って毎日聞いていたくらいで、英検のリスニングは過去問をやった程度でした。
DUOを覚え終わって、派生語の2周目へ
DUO3.0の最初のほうに本の使い方が載っていて、「まず例文と主要な単語を覚えたら、2周目で派生語を覚えていく。そうすれば準1級の語彙レベルに」というようなことが書いてありました。
なのでDUOの派生語も、自分でAnkiにデッキを作って、手入力で増やしていきました。
Ankiのデータを見ると、DUOの派生語のデッキに最初の単語を入れたのは2019年6月。
ここが、DUOの主要な単語を覚え終わったタイミングです。
Ankiの学習が、ちょうど1周したという感じでしょうか。
最初に覚えたDUOの単語のほうが、何回も何回もめくっているぶん、派生語よりしっかり記憶に定着していました。
2級は、なんとか受かった
2019年度第2回で2級に受かったんですが、結果を見ると単語は強くて、長文読解は満点でした。


過去問だと、長文はだいたい6〜7割の正解が平均だったんですけど、本番はなんだか集中できたのか、長文は18問全部正解。
最後のクジラ構文が出てきたところは、まだ覚えています。2択で迷って、えいや!ってつけたのが合っていました。
試験当日の夜に見た、どこかの塾の解答速報ではまちがいになっていたくらい、非常にややこしい問題でした。
単語の問題も20問中16問とれていました。
でも、リスニングとライティングの勉強はほぼおろそかにしていたので、リスニングは30問中19問、ライティングは16点中9点。
合格点の1520に対して1593点で、なんとか受かったって感じですね。
2級を受けるまでに、Ankiに手で入れた単語は1,141語(DUOの派生語399語・わからなかった単語742語)。
1か月で一番多かったのは、2級直前の2019年9月で297語でした。
準1級に向けて、知らない単語をかたっぱしからAnkiへ
このままの勢いで、と準1級を目指すことにして、まず過去問を買いました。
旺文社の『2019年度版 英検準1級 過去6回全問題集』です。
リスニングは、ジャパンタイムズの『最短合格!英検準1級 リスニング問題完全制覇』(紫の表紙の本)も、最初のほうに買いました。
ちょうど2級を受けたころ、2019年9月に出た本です。
DUOの派生語はそのまま続けながら、英検の過去問で出てきた知らない単語も、必ずAnkiに登録。
英検の赤本(教学社の『英検準1級過去問集』・9回分)も買って、そこでわからなかった単語も、かたっぱしから潰していきました。
一時期は、準1級の語彙問題だけの過去問で、わからない単語を全部Ankiに登録していました。
これが一番大変で。
年末の休みにバーッと入れたりして、たぶんゆうに1年はかかったと思います。
Ankiの「備忘」デッキには、こういう過去問の単語のほか、ニュースや友達との会話で出てきたわからない単語も、ぜんぶ手入力でためていました。
2級に受かってから準1級を初めて受けるまでの約2年3か月で、入れた単語は3,918語(DUOの派生語1,956語・わからなかった単語1,962語)。
この登録作業が、ものすごーーーーく大変で。
勉強と同じくらいの時間、登録していたんじゃないかってくらいです。
でも、これがあとで語彙が得意になった一番の理由だと思っています。
こんなに地道にコツコツ登録して、あとはAnkiが忘れかけているカードを自動で出してくれるので、めくっていくだけ。
なんて効率的な単語学習!
何回も落ち続けた話
5回受けて、そのたびに不合格。結構しんどい期間でした。

1回目:2021年度第3回




語彙はみっちりやったけれど、リスニングは過去問をちょっとやっただけ。
ライティングは、とりあえず勢いでやってみるか、と。
まずは自分のレベルを知ろうと思って、初めて申し込んだのがこの回です。
結果は不合格。
でも、語彙問題は25問中6問のミスでした。
長文読解はそこまで得意でもないんですけど、ミスよりは正解が多いって感じ(16問中10問)。
リスニングは、なにがなんだかさっぱりわからなかった、という記憶だけあります。
見てもらってわかるように、どのパートもバツが多いですね。
正答率34%。これがこのあと何度も足を引っ張る、最初の記録です。
でも、なぜかライティングは、このとき点が高くて。
16点中10点で、CSEスコアは525。リスニングの517より上でした。
ライティングは、回によって結構ブレがあった気がします。
ネットでは「英検のライティングは採点があまい」ってよく言われていますよね。
なので、ライティングさえ高得点を出せばいける!みたいな。
でも、ライティングは苦手なんです。
あ、ちなみに英検協会は、2019年度第1回からライティングの採点に、人の採点に加えてAIの自動採点も並行して入れていく、と発表していたそうです。
2回目:2022年度第2回
次の準1級は、続けて受けずに1回とばして、勉強にあてることにしました。
自分の弱点だったリスニングとライティングに特化させよう!と奮起します。
勉強の主体は、変わらず単語
まぁもちろんその間も、語彙をなんとかしないとライティングもリーディングもできないので、勉強の主体を単語にする作戦は変えずに。
Anki登録も毎日ではないけど、土日はひたすらぽちぽち登録。
1回目から2回目までにあたらしくAnkiに入れた単語は783語。
Ankiのデータを見ると、そのうち7割が土日で、日曜日だけで半分以上でした。
Camblyでも、先生との会話でわからなかった単語を、あとで復習しながら入れたり。
ほんと、いろんなところで見かけたわからない単語を、1つ1つ潰していきました。
なので語彙問題の対策は、日頃やっているAnki登録と、ひたすらAnkiをめくり続けること以外、していませんでした。
単語がわかると、長文もなんとなく読めてくる
単語が強化されると、リーディングも読めるようになってきます。
意味まで完全には汲めませんが、ところどころ意味が抜ける感じで、なんとか読める。
日本語でたとえると、こんな感じです。
昨日、〇〇〇〇にいって、マイクを機材に〇〇げても声が大きくならなかったので、〇〇が入ってるか確かめた。
ところどころ抜けていても、なんとなーく意味がわかる。
「あ、カラオケに行ったけど、機材の電源が入ってなかったのね」って。
ライティングは、本で型を決めてひたすら書く
このころ持っていた本は、記憶が定かではないんですが、旺文社の過去問6回分と、赤本の9回分、それとリスニング完全制覇。
ここに追加で、ジャパンタイムズ出版の『最短合格!英検準1級 英作文問題完全制覇』を買って、ライティングの表現を増やしました。
このころはまだ、AIとかは使っていなかったと思います。
ただ、この本は内容が少し難しくて。
とりあえず模範解答をまねて書けるようになるまで、いくつか頑張って、ひたすら紙に書いていた時期もありました。
あ、ちなみにいまは、2024年からの要約問題にも対応した『英検準1級 要約&英作文完全制覇』が出ているみたいです。
本を見ながら、覚えたほうがいい表現をストックして、自分のライティングの型を決めて、それをひたすら書く練習をしました。
それと、このころにはもう週末に話す海外のネイティブの友達がいて、Discordで毎日チャットするくらい仲良くなっていました。
そのあたりで、自然と会話の文章は打てるようになっていたので、今思えばこれもライティングの練習だったのかなと。
言いたいことを英語で言える言い回しを増やせばいいんだなって、思っていたころですね。
リスニングは、Camblyと友達との会話がほとんど
リスニングは、Camblyと友達との週末の会話に、時間のほとんどを使っていました。
Ankiをやって残った時間の配分は、たとえば週末なら、友達と3時間話す時間をとって、2時間くらいで読み書き。
たまにリスニングの過去問をしたり、という感じです。
Part1とPart3は、その会話で対策できたというか、ちょっとずつわかるようになってきた気がしたのも、このあたりでした。
Part1は2人の会話なので、トリッキーな部分もありますが、なんかわかるようになってきました。
ただ、Part2はほんとにまったくわからず。
短期記憶というか、ちょっと長めの文章が放送されるんですけど、これがまた超難しくて。
初めて聞いたときは、まじでなんにもわからず。
っていうか、長すぎじゃない?って思ったくらいです。
で、ここの対策もうまくできないまま、2回目の結果です。




合計は1633点から1754点へ、121点アップ。
合格点の1792点まで、あと38点でした。
語彙は25問中17問で、1回目の19問より少し下がって、まぁまぁ。
長文は16問中12問で、1回目の10問から上がりました。
ただ、リーディング全体では41問中29問で、1回目とまったく同じ数です。
リスニングは29問中10問から16問へ。
中身を見ると、Part1は12問中4問から9問と大きく伸びていて、週末の会話がそのまま効いていました。
Part2は12問中4問から6問。
Part3は5問中2問から1問で、ここは逆に下がっていました。
ライティングは16点中10点から12点へ。
細かく見ると、内容が2点から4点の満点に。構成と語いは3点のまま、文法も2点のままでした。
型を決めて書く練習で、聞かれたことにちゃんと答えるところが固まったのかなと。
バンドもGP1-7からGP1-2まで上がって、お、もうちょっとで合格できそう!って実感が出てきました。
ライティングも悪くなかったので、あとはリスニングのPart2とPart3だけ対策すればいける!
Part2とPart3の強化だ!と奮起して、3回目へ。
3回目:2023年度第1回
ここからは、語彙問題にはある程度自信があったし、長文読解もだいたい6〜7割のあいだで落ち着いてきたので、Part2の対策をしよう!と奮起した時期です。
このころから、というわけではないんですが、ネットで英検の対策や、実際に受けた人がどんな対策をしたかの記事を漁るようになっていました。
読んでいると、だいたい75%くらいの正答率で受かっている人がいる。
つまりボーダーは、最低でも75%はとりたいなと。
なので、ここから%を意識するように。
たとえばリーディングが41問中23問だったら56%。
75%にするには、31問は絶対正解しないと!みたいな感じで、基準を決めていました。
Part2のために、とにかく英語で耳を慣らす
2回目から3回目でPart2を鍛えようとやったことは、単純なことですけど、とにかく英語で耳を慣らそうとしていました。
まずは基本的に、過去問のリスニングの音源を聞き込みました。
よく言われるシャドーイングもしました。
ディクテーションは嫌いでしていませんが、聞こえた英文をノートに書くと、どこが聞けていなかったかがわかるので、するといいみたいです。
聞こえない部分を1つ1つ潰していく、ということですね。
あ、ちなみにいまは、シャドーイングの教材をn8nで自動で作る仕組みも作っています。
毎日聞くのは、ニュースの教材に
過去問の音源を基本にして、あとは毎日聞く教材を、ネットでいろいろ調べました。
で、ニュースの教材がいいということになって。
Part2って、Part1やPart3のような日常会話・ビジネス・シチュエーション(アトラクションパークとか空港とかね)とちがって、アカデミックな内容が出ます。
長文問題をそのまま読んでいる感じというか、医療とか歴史とか、そんなのが出てくる。
なので、ニュースの教材で耳を慣らそうと考えました。
使ってみたニュースの教材を、先にまとめるとこんな感じです。
| 教材 | 種類 | 準1級と比べて | スーツマンは |
|---|---|---|---|
| BBC | ニュースサイト | 全然難しい | 続かなかった |
| CNN | ニュースサイト | 全然難しい・話すのが速い | 続かなかった |
| NHK ニュースで学ぶ「現代英語」 | 音源と解説つきの番組サイト | Part2に合っている | しばらく、たくさん聞いた |
| 解説!1日5分ビジネス英語 | ポッドキャスト | ちょうどいい長さ | 通勤で毎日聞いた |
| Nippon TV News 24 Japan | YouTube | ちょっと難しい | いまも聞いている |
| Linguamarina | YouTube | リスニングの教材ではない | ずっとシャドーイングした |
続かなかったけど、やってみたのはこちら。
BBC
世界中のニュースサイト
政治的な内容がちょっと多いなという印象ですが、何が起きているかの知識も一緒に知れて、自分の意見も持つ意識をしていくと、ライティングにも役立ちそう。
でも記事によっては音源がなかったり、文章もちょっとレベルが高くて長かったりで、続きませんでした。
あと、アカウント登録のポップアップがうるさかったのもあって、使わなくなりました。
CNN
アメリカのニュースサイト
こちらもニュースサイト。
話す速度も速くて、この速度に慣れれば、試験の音源のスピードがめっちゃゆっくりに感じます。
でも、難しかったり、自分の興味関心とちがう内容のものが多かったりで、なかなか頭に入ってこなくて、使わなくなりました。
スーツマンの感覚では、BBCとCNNは準1級より全然難しく聞こえます。語彙も、速さも。
ここからは、ためになったリスニング強化の教材です。
NHK ニュースで学ぶ「現代英語」
音源と解説つきのNHKの番組サイト
過去のエピソードから、タイトルをクリックすれば、音源と一緒に日本語の文章、文法の説明だったり意味だったり、いろいろ学べます。
Part2のリスニングにも合っていると思います。
しばらくこの音源で、たくさん聞いて勉強していました。
解説!1日5分ビジネス英語
通勤で聞けるポッドキャスト
当時の名前は「マット竹内の1日5分ビジネス英語」。ナビゲーターのマット竹内さんが、ビジネス英語の記事を解説してくれるポッドキャストです。
個人的に、これは結構スキルを伸ばしていただいた教材です。
通勤のとき、毎日iPhoneのポッドキャストで聞いていました。iPhoneを持っている人は無料ですぐ聞けます。パソコンからは、リンク先から聞けます。
すごく詳しく説明してくれて、ちょうどいい長さ。それに、解説している人の声がいい。
落ち着きがあって聞きやすい声で、当時すごくお世話になりました。
いい感じに長めの教材で、1文1文を解体して解説してくれて、最後にまとめて音源が流れるので、とってもイメージする練習になりました。おすすめです。
よく、英語の文章は前から意味をとらえていければ、って言うじゃないですか?
その練習にもとってもなります。
Nippon TV News 24 Japan
日本のニュースを英語で伝えるYouTube
YouTubeも、いまとなってはものすごく有力な教材ですよね。
スーツマンは、いまでもこのチャンネルを登録して聞いています。
準1級よりちょっと難しいですが、日本で起こったことを英語で話してくれているので、わかりやすい。
たとえば一度日本語で見て、2回目に英語で見る、みたいな。
使っている単語も「へー、その単語ってそうやって使うんだー」という感じで、準1級の単語がバンバン出てきます。
このナレーターの速さに慣れて、意味もとれるようになってきたら、リスニングは5〜6割は簡単にとれると思います。
Linguamarina
シャドーイングのお手本にしたYouTube
直接のリスニング教材ではないですけど、当時このかたのチャンネルにお世話になりました。
この人のスピードを当時の自分のロールモデルにしていて、ずーっとシャドーイングしていた記憶があります。
その人になりきって、身振り手振りもまねしていました。
ナチュラルなアクセントで聞きやすくて、頭に入ってくる英語というか。
まねをする人を決めてひたすらまねするのも、いい戦法だと思います。
という感じで、Part2の対策は、おもにマット竹内さんのポッドキャストで強化しようと励んでいた時期でした。
2回目から3回目までに、Ankiに入れた単語は980語。
2023年5月4日のゴールデンウィークには、朝7時半から昼の2時前までで139語入れていました。




結果は合計1755点。2回目から1点だけアップで、バンドもGP1-2のまま。
75%の基準で見ると、こんな感じでした。
- リーディング:41問中23問(56%)→ 75%まであと8問
- リスニング:29問中18問(62%)→ 75%まであと4問
- ライティング:16点中11点(69%)→ 75%まであと1点
この回は、記憶ですが、語彙問題がものすごく難しかった気がします。
25問中11問も落としたのは初めてで、いままで語彙は大丈夫だ!と自信があった部分。
心が折れそうになりました。
覚えたのに忘れてしまうことがないように、毎日Ankiは欠かさず続けて、新しい語彙も入れ続けていたので、アップデートされてるはずなんです、スーツマンの脳みそ。
でも、この回の語彙問題は難しかったなぁ。
回によって、難易度が変わるんです。
2級で長文が満点だったときも、いま思えばちょっと簡単な回だった気もします。
Part3は、5問中1問から4問へ。
ミスは1問だけで、きちんと聞けて答えられているので、日頃の友達やCamblyとの会話が生きてきた証拠だと思っています。
Part3もトリッキーではあるんですけど、最初に状況が書かれた文を10秒くらいで読んで、いま自分がどんな状況にいるかを把握してから、問題がいきなり始まります。
たとえば「あなたはいまアメリカに行こうとしていて、搭乗口は34A。お昼いちばんの便に乗らないと間に合いません」みたいに書いてあって。
で、問題が始まると、なんかちょっとひねった問題になっている。
でも、きちっと聞いて、イメージをふくらませながら聞いていくと、わかるようになってきやすい問題です。
これもPart1と一緒で、イメージでなんとかなります。
ただ、Part2は12問中6問のまま。
解答を見てみると、○×○×って順番になってる・・・
偶然じゃないですよね。
自分の分析では、Part2は、長文を耳で聞くだけで内容を覚えないといけない問題。
問題用紙には何が聞かれるかは載っていなくて、選択肢だけが載っている。
なので長文のあとに「クエスチョン サーティーン」と聞かれて、10秒の解答時間のあとに「ナンバー フォーティーン」とか始まっていくんですよね。
で、その10秒のあとには、次の問題の長文が読まれる。
待ったなしの地獄のPart2。
ここでくじける人が、ネットでもすごく多いって書いてあって、スーツマンもそうでした。
この解答を見ると、1つの長文に設問が2つあって、1つ目は全部正解している。
つまり、最初のほうは文章の意味が頭に残っているけど、2問目の内容はうろ覚えで、漠然としていたってことなのかなって。
まぁ、偶然こうなっているだけってこともあるんですけどね。
なので、まだまだPart2の苦手は克服されない、もやもやした結果になっていました。
4回目:2023年度第2回
3回目の長文読解は16問中9問。
相変わらず、あいまいにわかる部分が多かったので、もっと長文も読んでみるかと。
長文を読む量を増やす
読み始めた教材は、Alpha(The Japan Times Alpha)でした。
それと、Engooのニュースの記事。
Engoo Daily News
レベルを選べるニュース記事
個人的にいまも練習に使っているサイトで、自分のレベルに変えられたり、自分の関心のあるトピックを出せたりするので、大変便利です。
準1級の対策なら、レベルは6〜7くらいにしぼって、出てくる記事を読む。
1日1記事でもいいし、週5記事でもいい。
そこで出てきたわからない単語と表現は、調べてAnkiに入れる。
で、意味がわかるまで読んで、翻訳して読んで、という感じで長文対策に使いました。
Engooの記事をCamblyの先生と読んで議論するレッスンの話は、こちらに書いています。
The Japan Times Alpha
週刊の英字新聞
Alphaも同じで、全部の記事を読むとめっちゃ時間がかかるので、読めそうだな、興味あるなと思った記事だけでいいんですよ。
それを、ずーっと読み続ける。
ただAlphaは、英検準1級前後のレベルにも当てはまると思いますが、ちょっと難しい表現が多い印象です。
定期購読で、紙でもデジタルでも見られますが、おすすめはデジタルです。
音源も聞けるし、和訳を画面の半分に出して、確認しながら読み進めることができます。
Part2は、Camblyで「聞いて要約」の練習
で、リスニングのPart2対策ですが、もう圧倒的に短期記憶っていうんでしょうか、1〜2分の長い英文の内容を頭で保持しておくことが苦手でした。
ここを克服するには?と考えて、Camblyの先生にお願いしたのが、この練習です。
- Engooのニュースの記事を、先生と一緒に選ぶ
- 画面共有をオフにして、先生が読む声だけが聞こえるようにする
- ナチュラルなネイティブの発音で読まれる記事を聞いたあと、どんな記事だったかを頭から話していく
- 先生からフィードバックをもらって、次の記事へ
要約といっても、きちんとはできないので、覚えている内容を、頭から話していく。
中で統計に使われるパーセンテージとか、何割とかいう数字も、覚えている限り全部言う。
30分のレッスンで、ちょうど2つの記事を読んでもらって要約する時間になるので、英会話ではこの練習ばっかり、ずーっとひたすらしていました。
個人的には、これが一番伸びた気がするんですよね。
やればやるほど、長文の内容が、頭から物語が動いていくように、イメージどおりに保持できるようになって。
すると、だんだんPart2の英文でも、イメージが頭に残りやすくなっていきました。
おすすめです。
この練習をしたレッスンの様子は、こちらの日記にも書いています。
いまはAIがあるので、使いようによってはCamblyみたいに有料のオンラインレッスンをしなくてもできそうですが、生身の人間に聞いてもらう緊張感がよかったのかも。
それに、いまのEngooは、当時はついていなかったAIの人工音声での読み上げが、全部の記事で再生できるので、一人で要約の練習もできちゃいますよ!
まずは簡単なレベルで、興味関心のあるものから。
たとえばアートだったら、検索枠に「Art」と入れれば、それに関する記事が出てくるので、それで聞く練習をするといいと思います。
この「聞いて要約」の練習は、Camblyの先生にお願いすれば、30分のレッスンでそのままできますよ。
※本リンクはアフィリエイト広告です(PR)
🎓 Part2対策の「聞いて要約」、Camblyの先生とできます
ニュースの記事を先生に読み上げてもらって、聞いた内容を頭から話す。スーツマンはこの練習で、長い英文が頭に残るようになっていきました。30分のレッスンで2記事くらいできます。今はブラックフライデーセール中で、12ヶ月コースが50%オフ(11月27日まで)。アプリではなくウェブサイトから申し込めます。
単語は、パス単のアプリも
単語は、スマホのアプリで、旺文社の『でる順パス単』(5訂版)も使っていました。
アプリでわからなかった単語も、もちろんAnkiへ。
Ankiのタグを見ると、3回目のあとの2023年6月〜9月に、パス単の単語を306語入れていました。
ネットでは、ひとつ前の4訂版のほうが難しくていい、という話も見かけました。
あ、ちなみにいまは、6訂版が出ています。
3回目から4回目までに、Ankiに入れた単語は589語。




結果は合計1763点で、自己ベスト。
でもバンドはGP1-2のままで、合格点の1792点まではあと29点でした。
語彙問題は、ほぼAnki以外はしていない状態で、25問中2問だけミス。
もうこの時点で語彙問題は大丈夫だと、いまの方法を続ける自信になりましたね。
75%の基準で見ると、こうなります。
- リーディング:41問中32問(78%)→ 初めて75%を超えた
- リスニング:29問中16問(55%)→ 75%まであと6問
- ライティング:16点中9点(56%)→ 75%まであと3点
リスニングは、Part1が12問中8問から6問に下がった一方で、Part2は12問中7問で、これまでで一番とれていました。
3回目の○×○×の並びは、この回は出ていません。
この回のリスニング、いままでPart1はまぁまぁできていたのに、3問目から8問目が全部バツだったのは、忘れもしません。
ペーパーの試験だと、どこかの学校で開催されることも多くて、スーツマンは近くの高校での試験でした。
教室の、先生の教壇のところにリスニング用のスピーカーが置いてあって。
そこに近い席が音質が一番いいんじゃないかと思って、毎回、前のほうの席を取っていました。
で、いざ試験で座ってみると、斜め前の学生が、ずーっと貧乏ゆすりしてるんですよ。
それが視界に入ってきて、まったく集中できなかったのを覚えています。
リーディングのときは、なんとか読むだけだったので、視界から隠すように顔の角度を変えていたんですけど、リスニングでは妙に気が散っちゃって。
そこから、カフェで勉強しているときは、あえて周りに集中が切れるようなものがあると「訓練だ!」って取り組むようにしました。
ライティングは、語いが3点から2点、文法が3点から1点に下がっていました。
長文読解は16問中9問で、3回目と同じでした。
5回目:2023年度第3回
5回目は、連続で間を開けずに申し込みました。
やっていることは同じで、ひたすらPart2とライティングを勉強。
4回目から5回目までに、Ankiに入れた単語は251語。




結果は合計1708点で、4回目から55点下がりました。
バンドもGP1-2からGP1-4へ。合格点までは、あと84点です。
75%の基準では、こうでした。
- リーディング:41問中29問(71%)→ 75%まであと2問
- リスニング:29問中16問(55%)→ 75%まであと6問
- ライティング:16点中8点(50%)→ 75%まであと4点
リーディングは7割とれるようになって。
でも、やっぱりリスニングのPart2がだめでしたね。難しくて。
Part2は12問中3問で、6回の中で一番低い数です。
Part1は12問中10問で、逆にここまでで一番とれていました。
それと、ここでも心理戦というか。
いままでは、教室に入るときに自由に席を選べたんですよ。
でもこのときの試験官が「奥から順番に詰めてください」って。
えーーー、早く来て好きなところ、ベスポジ取ろうと思ったのに!
で、座ったのは壁際。
スピーカーの音も、なんかすっごい教室に反響して、聞き取りづらかったのを覚えています。
でも、この経験で気づいたことがあります。
試験の最初に音のテストがあって、日本語が流れるところがあります。
音が悪くても、それが日本語なら聞こえる。
ということは、つまりリスニングのスキルがないんだ、と。
ライティングは16点中8点。内容と構成が3点から2点に下がって、文法は1点のままでした。
もし5回目で受からなかったら、と、自信が少しなくなっていきます。
バンドも、合格から遠のいていって。
というのも、英検の試験の内容が変わるというアナウンスもあって。
2023年7月に、2024年度からリニューアルすると発表されていて、準1級のライティングには要約問題が入る。
その前に受からないと、試験が難しくなると思っていました。
でも、自分を信じて、同じ方法で、ふたたび、もっと意識して勉強するように。
6回目:2024年11月10日(日) S-CBT(合格)
5回目から6回目までは、10か月あきました。
仕事が忙しくて、なかなか勉強の時間がとれなかったのもあります。
ただ、ライティングとPart2に自信がなかったのも大きかったです。
あと、新しく入る要約問題の練習も必要だったので。
ライティングは、AIに採点してもらう
Part2の対策もして、あとはライティングの対策もしっかりしたいと。
ノートに書くより、誰かに見てほしいと思い始めて。
このころは、もうAIが到来していて。
UGUIS.AI(ウグイス)というサービスが当時ベータ版で、利用データを集めるためか、無料だったんですよね。
いまは課金して、使える範囲が広がっていると思います。
それで、ライティングの練習をひたすらしました。
UGUIS.AI
英検・大学入試のライティング学習サービス
英検に特化した機能もあって、ライティングをAIが採点してくれます。
教育測定研究所(JIEM)という、試験に特化した会社が作っているサービスです。おすすめです。
それと6回目に向けては、Geminiなどでライティングと要約の練習も、けっこうしました。
要約は、まだ参考になる本がなかったので、英検の公式サイトにあった要約問題がどんな感じになるのかを読んで、それをAIと一緒にひたすら書いていく、という感じで練習しました。
あ、ちなみにいまは、CLAUDE君(Claude・AI)に英文を添削してもらって、直された内容をそのままAnkiカードにしています。
S-CBTに切り替える
そこから6回目に向けて、いろいろ調べているとき。
S-CBTの存在も知ってはいたんですけど、改めて見てみると、こうなっていました。
- ライティングは、コピーや切り取りができて、タイピングで入力できる
- リスニングは、なんと筆記の前。ペーパーテストと逆で、リーディングで頭がへろへろになってからのリスニングじゃなくて、まずスピーキングのテスト(録音します)、そのあとでリスニングの問題になる
- ヘッドホンで、周りとも壁で仕切られていて、貧乏ゆすりも目に入らない!
手書きだと、書き終えてから「あ、ここ直したい」と思っても修正が面倒だったんですが、タイピングだと打ち直しがすぐできます。
時間配分にも余裕が生まれて、内容を見直す時間も確保しやすくなりました。
リスニングも、従来型だと会場のスピーカーから流れる音声を、周りの受験者と同じ空間で聞くことになりますが、S-CBTだとヘッドホンで自分だけに向けて音声が流れてきます。
めっちゃ音声が聞きやすい!
普段の勉強と変わらない、ヘッドホンとPCという道具で試験を受けられたのが、大きかったですよね。

実はこの「聞こえ方が変わるだけでこんなに違うのか」という体験、別の場面でも実感したことがあって、マイクとイヤホンを変えてCamblyのレッスンを受けたら、発音がクリアに聞こえるようになった、という記事も書いています。
5回目から6回目までに、Ankiに入れた単語は537語。





そして、やっと6回目で合格することができました。
一次試験は合計1832点で、合格点の1792点を40点上回って合格。
二次試験(スピーキング)も565点で合格して、4技能の総合スコアは3000点中2397点、CEFRはB2でした。
75%の基準では、こうなりました。
- リーディング:31問中24問(77%)→ 75%を超えた
- リスニング:29問中24問(83%)→ 初めて75%を超えた
- ライティング:32点中20点(63%)
リスニングは、Part1が12問中11問、Part3は5問中5問で満点。
あれだけ苦手だったPart2も、12問中8問と、6回の中で一番とれていました。
ライティングは、新しく入った要約が16点中9点、英作文が16点中11点でした。
自分にとっては、これがリニューアル後の初めての受験。
要約問題が入る前に受からないと、と思っていたのに、結局は要約問題が入った新しい形式で合格したのは、今思えばちょっとおもしろい巡り合わせです。
なお、S-CBTは紙の試験とちがって、問題ごとの正誤(○×)は結果画面に出ません。
そのため1〜5回目にあった「解答状況」の表はなく、代わりに大問ごとの出題のねらいと学習アドバイスが出ます。
まとめ|英検準1級の勉強法で効いたこと
5回落ち続けた身としては、「何回も落ちるのは普通にある」ということを、まず伝えたいです。
苦戦していたのは、圧倒的にリスニングのPart2。次いでライティング、リーディングも内容によっては苦手でした。
一方で、単語に関してはほぼ心配していませんでした。
DUO3.0とその派生語、過去問やニュース、会話で出てきた知らない単語を、合格までに全部で8,199語、Ankiに手で入れてきたのが大きいと思っています。
逆に言うと、単語はどうにかなっても、リスニング・ライティングの実戦形式に慣れる部分は別問題だった、ということです。
自分の場合は、こういう対策が効いていました。
- 単語:DUO3.0とその派生語、過去問・ニュース・会話で出たわからない単語を全部Ankiへ(合格までに8,199語を手入力)
- 長文:Engoo Daily News(レベル6〜7)とThe Japan Times Alphaを、興味のある記事だけ読み続ける
- リスニングPart1・Part3:Camblyと友達との会話で、イメージしながら聞く
- リスニングPart2:過去問の音源・シャドーイング・ニュースの教材と、Camblyでの「聞いて要約」の練習
- ライティング:『英作文問題完全制覇』で表現をストックして型を決める・UGUIS.AIで採点してもらう
- 最後の決め手:S-CBTへの切り替え(タイピングでのライティング・ヘッドホンでのリスニング)
何回も落ちている人がいたら、勉強法だけでなく、受け方(従来型かS-CBTか)を変えてみるのも、ひとつの手です。
あ、ちなみにS-CBTは、1回の検定の期間中に同じ級を何回か受けられます。
2025年度からは、最大3回まで申し込めるようになったそうです。
試験内容については前回の記事にまとめているので、あわせてどうぞ。

























コメントを残す