英語資格試験を全部比較してみた──TOEIC・TOEFL・IELTS・VERSANT・GCASまとめ

いろいろな英語資格試験の問題冊子やスコアの紙を見比べているスーツマンのイラスト

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英検の勉強を長年してきて、他の英語の試験もある中、準1級について「これって結局、TOEICやTOEFLでいうとどれくらいのレベルなんだろう」と気になるときありますよね。英検のとある級をとれば、この資格のこのレベルと一緒か、と一概には言えないと思いますがある程度の参考になるのかなと主要な英語資格試験を調べてまとめてみました。

調べた中で自分はVERSANTとGCASは実際に受けたことがあるんですが、TOEFLやIELTSはまだ受けたことがないんです。留学生用というか、学生で海外の大学へ進学する時の英語力の指標にする大学が多いと聞いたこともあり、自分は社会人で趣味で英語をしてるだけもあって英検一択になってる感じ。 もし読者の方々がこれから何かの試験を受けようか迷ってる時の参考になればと思います。

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TOEIC(L&R・S&W)

まずは日本で一番なじみのあるTOEICから。試験時間も長く問題数も多いため集中力を要するテスト、英検と違うのは先にリスニングから始まるんですよね。 英検って、リーディングと筆記のテストをして結構頭使った後にリスニングの試験がはじまるので慣れるまではほんとしんどかったんですが、その点TOEICはリスニングから始まるのって人によってはいいんじゃないでしょうか。

種類構成問題数時間スコア
L&R(リスニング&リーディング)7パート・マークシート200問120分10〜990点
S&W(スピーキング&ライティング)Speaking11問+Writing8問19問80分(S約20分・W約60分)各200点・合計400点満点

S&Wの形式は2019年6月から変わっておらず、2026年時点でも問題数・試験時間の変更はないそうです(難易度・出題の文脈だけが回ごとに調整される)。

TOEICの受験者数

IIBCの公式データによると、2025年度(2025年4月〜2026年3月)のTOEIC Program全体の受験者数は約216万人、採用団体数は約3,900団体でした。前年度と比べると受験者数は約6万人増、採用団体数も700件増えています。

TOEIC S&Wの方も公開テスト・IPテスト合計で約5.1万人(前年度比30%増)と、2007年の試験開始以来過去最多を記録したそうです。

TOEICは何のための試験か

TOEICは日本・アジア圏のビジネスシーンでの英語力測定が主目的の試験です。合否ではなくスコア制で、企業の採用・昇進の評価指標として使われることが多く、日本国内の就職・転職活動では特に定番の資格になっています。

スーツマンはTOEIC受けたことがないんです。゚(゚´Д`゚)゚。 abceedで勉強はしたことあるんですがまた機会作って受けてみたいなとは思います。 スコアが5点刻みなので自身の成長を可視化するのに受験するのもよさそうですよね。英語力も必要ですがTOEICは問題の癖やコツもあるみたいでテクニックもある程度身につけて得点化に繋げられることもあるそう。英検にはない文法問題、品詞とかすごい苦手なんですけどそのあたりの知識も問われるし、高得点を目指すなら問題をといてといて解きまくる量も必要な試験だなと感じました。

TOEFL iBT【2026年1月から大きく変わった】

TOEFLは2023年7月にも大きな改定があったんですが、2026年1月から、さらに大きく刷新されました。ここはあまり他の記事でも触れられてなさそうだったので、少し詳しく書いておきます。

2023年7月改定の内容

試験時間が3時間→約2時間に短縮され、Readingは10問×2パッセージ=20問に削減(時間も54〜72分→35分に短縮)。Independent Writingは「Academic Discussion(オンライン掲示板形式の論述)」に置き換わりました。

2026年版のさらなる刷新

セクション旧(2023年版)2026年版
Reading約35分最大30分(2段階アダプティブ方式)
Listening約36分最大29分(2段階アダプティブ方式)
Writing約29分最大23分(3タスク:語句補完・メール作成・オンライン論述)
Speaking約16分最大8分(2タスク:復唱・インタビュー形式45秒以内)

セクションの順序も「Reading→Listening→Writing→Speaking」に統一されたそうです。スコアはCEFR(ヨーロッパ共通の語学力の物差し)に対応した「1〜6のバンドスコア(0.5刻み)」が中心になり、2028年1月までは従来の0〜120点の換算スコアも一緒に表示されます。スコア返却も72時間以内に迅速化されたみたいです。

TOEFLの受験者数

ETSの公式情報によると、TOEFLはこれまでに世界中で4,000万人以上が受験しているそうです。ETSは世界180か国・9,000か所以上で、TOEFLファミリー全体(iBT・ITP・Junior・Primary)を含めて年間5,000万件以上のテストを実施しています。ただ、日本国内だけの年間受験者数については、公式の詳細な統計が見当たりませんでした。

TOEFLは何のための試験か

アメリカ・カナダをはじめとする北米への大学・大学院留学が主目的の試験です。アカデミックな英語力(講義・教科書レベル)を測るのが特徴で、ほとんどの北米大学が入学条件としてTOEFLスコアを指定しています。

受験はPCでの受験で会場、または自宅でもできるそう。スコアも点数からバンド式にかわって、CEFRでいうC2までの英語力も測れるそうです。

IELTS(アカデミック/ジェネラル)

IELTSには2種類あって、それぞれ用途が違います。

アカデミック vs ジェネラル・トレーニング

試験時間はどちらも約3時間弱で共通、リスニング・リーディング・ライティング・スピーキングの4技能構成も同じです。ただ、同じ正解数でもアカデミックの方がバンドスコアが高く出やすいという逆転現象があるそうです。たとえばBand7.0を取る場合、Academicなら40問中30問正解で届くのに対して、Generalは34〜35問必要とのこと。Generalの方が内容自体は平易なんですが、必要な正解率は高くなる、というのはちょっと意外でした。

コンピューター版 vs ペーパー版

出題内容・難易度・採点基準は完全に同じで、解答方法(PC入力か手書きか)が違うだけです。コンピューター版は全体で約2時間45分と、ペーパー版よりやや短くなります(リスニングの解答転記時間がPC版2分・紙版10分と差があるため)。スピーキングはどちらの方式でも対面式で11〜14分です。

IELTSの受験者数

British Councilの公式発表によると、年間受験者数は380万人を超え、140を超える国で合計10,000以上の機関が認定しているそうです。英語運用能力試験としては世界最大級の規模とのこと。

IELTSは何のための試験か

イギリス・オーストラリア・ニュージーランド・カナダなど英連邦圏への留学・移住申請が主目的です。ビザ申請(移住・就労)でスコアが要件になるケースも多く、TOEFLよりも「移住」の文脈で使われやすいのが特徴です。

VERSANT(スピーキング特化)

ここからはスピーキングに特化したテストです。自分はVERSANTを実際に受けたことがあります。

約20分・6パート・合計63問で、すべて音声を聞いて即座に英語で応答する形式です。評価軸は4つ(Fluency=流暢さ30%、Pronunciation=発音20%、Sentence Mastery=文構成、Vocabulary=語彙)で、流暢さの配点が発音より高いというのは対策上の盲点になりやすいポイントだと思います。各項目20〜80点で採点され、その平均が総合スコアです。

パートの例としては、パートAはリーディング音読(8問)、パートFは自由回答(40秒で意見を述べる)といった形式があります。一番苦手だったのは英文が読まれてそれと全く同じ英文を続けていうパートがあるんですが、全然言えなかったんですよね。簡単そうで案外できない部分だとおもいました。進むにつれて英文もながくなるし( ゚д゚)

VERSANTの受験者数・導入実績

Pearson・日経の公式情報によると、世界160ヵ国・2,000社以上の法人が導入していて、日本国内でも約500の企業・教育機関が導入、2021年時点で累計40万人が受験しているそうです。日本経済新聞社が国内独占販売権を保持していて、日経ビジネススクール経由で提供されています。

VERSANTは何のための試験か

PC・スマホで24時間365日受験可能で、AI採点で結果が最短5分ほどで出るのが最大の特徴です。企業の英語研修効果測定や、採用選考でのスピーキング力スクリーニングに使われることが多い試験です。

スーツマンは何かのメルマガでこのVERSANTが無料で受けられる特典をゲットできたんですよね。でも期限がすぐだったのでちょっと対策をネットでみて受けてみたって感じでした。結果もすぐ出るしスピーキングとリーディングの点数のアベレージで総合の点数がでるんですが、ちょっと試すのにいい試験だと思います。

GCAS(ジーキャス・ビジネス特化スピーキング)

GCASも自分は実際に受けたことがあります。日本英語検定協会が2017年秋にリリースした、ビジネス向けの対面スピーキングテストです。

ネイティブ試験官とのWEBでの対面形式で、プレゼン・データ説明・反論対応などビジネス実務を想定したタスクをこなします。評価は合否ではなく、CEFRレベル(A1〜C2)とスコア(0〜300点)で表示され、English Language Skills(ELS)5観点+Business Performance Skills(BPS)3観点をそれぞれCEFRで評価する二段構えになっています。受験料は6,900円(税込)です。

自分が受けた時は外国の方が試験官で、当たり前ですが英語で議論します。その時の試験は、あなたは農場を経営しています。 え、農場?・・・・   鶏が鳥インフルエンザになりました。経営も最近苦しく、どういう対処をしますか? と聞かれたのを覚えています。

最後に様々な観点から評価されスコア化される自分のポイントがレポートでもらえました。

GCASの受験者数

ここは正直に書いておきたいんですが、公式の導入企業数・受験者数の統計は公開されておらず「不明」でした。他の試験と違って、まだ知名度・普及度が低い試験だと思います。現状は企業の人事・研修部門経由の団体受験が中心で、個人が気軽に申し込める一般的な試験ではありません。

GCASは何のための試験か

昇進・昇格や海外転勤・海外赴任の評価指標としての活用を、英検協会自身が想定しているようです。比較的新しいビジネス英語スピーキングテストという位置づけです。

受験料の比較

地味に気になる受験料も、まとめて並べておきます(2026年時点の目安・変動する可能性があるので受験前に公式サイトで確認してください)。

試験受験料(税込)
VERSANT6,600円
GCAS6,900円
TOEIC L&R7,810円
英検準1級本会場10,400円/S-CBT 10,500円(2026年度)
IELTS約27,500円
TOEFL iBT$245(約3万5千円)

こうして並べると、TOEFLだけ頭ひとつ抜けて高いのがわかります。留学が本気で必要な人向けの試験、という位置づけがコストからも伝わってきますね。

有効期限の比較

スコアの有効期限もまとめておきます。

試験有効期限
英検無期限(生涯有効)。ただし提出先が独自に期限を設けるケースあり
TOEICスコア自体に公式の有効期限はないが、公式認定証の再発行期限が2年。提出先も2年を目安にすることが多い
TOEFL iBTスコア自体がテスト日から2年で失効し、提出不可になる
IELTS2年
VERSANT・GCAS明確な公式の有効期限情報が見当たらず。企業の研修・評価目的での利用が中心のため、そもそも「期限」という概念がTOEIC等とは異なる可能性があります

TOEFLだけはスコアそのものが失効するという、他とは違うルールなので要注意です。

勉強法についてひとこと

対策法・おすすめ教材はそれぞれの試験で山ほど情報があるので、ここでは深追いしません。ただ、自分がやっている勉強の仕組みについて少しだけ。

普段の英語添削はVSCode上でCLAUDE君(Claude Code)にお願いしていて、直された内容がそのままAnkiカードになる仕組みを作っています。地道な勉強の蓄積という意味では、どの試験を受けるにしても土台になる部分だと思うので、興味があればこちらもどうぞ。

CLAUDE君に添削してもらったミスが、そのままAnkiカードになる仕組みを作った話

結局どれを受ければいいのか、目的別まとめ

試験主な用途
TOEIC日本国内の就職・転職・昇進
TOEFL iBT北米(アメリカ・カナダ)への大学・大学院留学
IELTSイギリス・オーストラリア・NZ・カナダへの留学/移住・ビザ申請
英検日本の大学受験・国内での英語力証明
VERSANT企業の英語研修効果測定・採用時のスピーキング力スクリーニング
GCAS昇進・昇格・海外赴任の評価指標(企業経由が中心)

VERSANT・GCASのようなスピーキング特化型のテストは、結局のところ、日頃からアウトプットする練習を積んでるかどうかで差が出る試験だと思います。自分はオンライン英会話のCamblyを続けているんですが、こういう「即座に英語で応答する」形式のテスト対策としても実践的だと感じています。

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🎓 私が実際に使っているオンライン英会話

VERSANTやGCASのような瞬発力が求められるスピーキングテストの対策には、日頃からのアウトプット練習が効きます。自分はCamblyで継続的にレッスンを受けています。プロモコード「startnowa」で最大38%オフ。アプリではなくウェブサイトから申し込めます。

試験間の比較・換算表(CEFRベース)

CEFR英検TOEFL iBTIELTSVERSANT
C11級95点以上7.0〜–
B2準1級72点前後6.0程度59点前後
B12級42点前後4.0〜5.0程度–

こういう換算表、ネットのあちこちで見かけると思うんですが、1つだけ大事な注意点があります。

IELTS公式自身が「CEFRとの一対一対応は不可能」と明言していて、換算表を単独の判断材料にしないよう警告しています。ネット上の換算表はすべて各教育機関・スクールが独自にまとめた「目安」であり、公式の保証があるものではありません。

同じ行に並べても、測っている技能の範囲や合成方法(4技能平均なのか、L&Rだけなのか等)が試験ごとに違うので、「英検準1級=TOEFL72点」というのはあくまで大まかな目安として捉えてもらえたらと思います。

ちなみにGCASは個人利用がまだ一般的でないため、公開された公式のTOEIC・CEFR換算データがほとんどありません。無理に数字を当てはめず、ビジネス特化・企業経由が中心という立ち位置の違いとして書いておきます。

まとめ

英検準1級から派生して調べ始めたんですが、思った以上にそれぞれの試験に個性があって面白かったです。

  • TOEICは国内就職向け、年間約216万人が受験する日本最大規模の試験
  • TOEFLは北米留学向け、2026年1月からさらに大きくリニューアルされた
  • IELTSは英連邦圏の留学・移住向け、年間380万人超で世界最大級
  • VERSANT・GCASはスピーキング特化で、企業の研修・採用・評価に使われることが多い
  • 換算表は目安であって、公式の一対一対応ではないことは覚えておきたい

自分がどの目的で英語力を証明したいのかによって、受けるべき試験は変わってきます。この記事が試験選びの参考になれば嬉しいです。

英検準1級について詳しく知りたい方は、こちらの記事もあわせてどうぞ。

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